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相続関係業務や相談内容をパターン別に考えると、1)ご主人が死亡され、残された奥様が相続手続きをされる、2)残された妻が永眠されて子供が相続手続きを行う、3)高齢の兄弟が永眠されて甥や姪が相続手続きをされる場合とかです。

以前、相続のご相談で一番多かったのは、「自分は、いくら貰えるのか?」というかで、その次が「借金は?」「必要な手続きは?」という事の様でした。

ところが最近は、「具体的な手続きの仕方を教えて欲しい」「遺産分割協議書を作成したので、見て欲しい」とか、既に相当程度の知識を持たれていて、最後の一歩のところの情報が欲しいという方が増えてきました。

また、必要な知識をもっているが、時間や手間が大変だし、身内だけでなく第三者を入れることで、間違いのない手続きを進めたいという傾向も出てきています。

時代の変化により、弊事務所に求められているものも変化しているのですが、それでも、私が相続手続きをする場合に一番気にしている点は、残された遺族が生活していけるかどうか!です。

高齢化に伴い、残される遺族、この場合”妻”も当然に高齢化しています。

メインの収入である年金も、相当減額されますので、少しぐらいの資産があっても、食いつぶしの毎日になることが多いと、思われるからです。

更に、精神的に相当なダメージを受けている場合もあり、相続人間で揉め事がないからといっても、簡単に相続手続きが進むとは限りません。

そんな簡単な話しではないのです。

前職の時は、相続登記だけをすれば良かったので、「揉め事が無いのに、なんでこんなにも時間が掛かるのだろう」と、感じたこともありました。

行政書士になり、ご遺族の方と一緒に、それこそ葬儀終了直後、区役所の葬祭費の請求から、司法書士から出来上がってきた登記済証(権利証)をお届けをするまでの数ヶ月間、長期間のお手伝いをする様になり、お恥ずかしながら随分と知らないことが多かったなぁ~と、今更に感じています。

...私自身の注意点でもありますが、どうも手続きの表面づらを知っている人は、手続きが前のめりになる、というか、手続き中心の考えをしてしまう傾向がある様に感じます。

ご遺族の気持ちと、手続きの動きのバランスみたいなのが重要なのですが、この辺りは場数を踏んでも、なかなか難しい感じがします。