昨日の金曜日は、日頃神奈川県内各地で、相談員として活動している行政書士を対象とした、行政書士会主催の「公正証書作成依頼の際の注意点(遺言公正証書を中心として)」という研修会に出席しました。

 公証人を招いての2時間程度の研修会で、配布したレジメには、行政書士として解っていて当然と言うべき事柄が列記されていましたが、改めて読み直すと、なるほどという箇所も多くあり、大変勉強になりました。

 印象に残ったのは、誰が遺言書作成を主導しているのかの所と、奇をてらわずに素直な文書で遺言書文を作成するという所です。

 いくら学問的に優れていても、実務的に通用しない遺言書を作ってみても仕方のないことで、遺言者の意思を素直に文書化するという所に、話の力点が置かれていました。

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 私自身、随分と昔に、ある仕事のなかで、目的を達成するために複雑な文書を作成したものの、お客様より「君の作った書類は、確かに優れているのかも知れないが、依頼者の私が理解できない書類を作成してみても、意味は無いのでは?」と言われたことがありました。

 ...奇をてらわずに素直な文書の遺言書...確かにその通りだと思いました。

[遺言相続.jp てるてる行政書士事務所]