先日、「成年後見ハンドブック」(文芸社 刊)を、購入してきました。

 著者は、NPO法人神奈川県成年サポートセンターの理事・業務管理委員長の、行政書士粂(くめ)智仁先生です。

 成年後見制度導入の背景から始まり、成年後見制度概論、任意後見、法定後見の話へと進み、権利擁護事業との関係、親なき後の問題、身体障害者の保護、最後に行政書士にとっての成年後見制度まで、私は二日間程を掛けて読ませて頂きました。

 読ませて頂いた感想として、まず”読みやすい”そして”わかりやすい”と思いました。

 制度の理論だけでなく、大きめの文字で、各手続きの流れ、手続きに必要な書式や必要書類も具体的に書かれていますので、予め専門的な知識を持たなくても、すんなり入り込める様な感じがしました。

 私は、神奈川県成年サポートセンターの会員ではありませんが、研修会で粂先生の講演を聞かせて頂いたのと、ある機会に直接お話を聞かせて頂いた事があり、粂先生に親しみがある為かもしれませんが、好印象でした。

 粂先生が、ある研修会で、「くそまみれの覚悟で」と、言われた様にもお聞きしましたが、理論だけでなく、現場経験を積んだ方がお書きになった本書は、迫力があります。

 私としては、お勧めの一冊です。

【てるてる行政書士事務所】