昨年中も、相続手続きを通じて、様々な方々とお会いすることが出来ました。

 ご遺族のお話を伺いながら、一つ一つの遺産整理手続きを進めていくのですが、単に手続きを進めるというのでなく、ある意味、遺産整理手続きのなかで、死亡された方の人生を振り返りながらも、徐々に遺族の気持ちが前向きに動くのを促しながら、進めるというケースが多かったです。

 あまり大げさな文章にするといけないのですが、時にはご遺族の背中を「ちょっと押す」と言った表現の方が、適切かも知れません。

 仕事として視ると、「決めてから依頼して欲しい」と思うこともありますが、不思議と私とご縁のある方は、数時間の話し合いをしながら、故人の思い出に浸りながらも、その中で、「そうだなぁ」「ああだなぁ」とか考えながら、...ちょっとずづ進んでいく...って方が多いです。

 そんな流れで、時間をかけながら手続きを進めます。 ...きっと、私自身も、その方が好きなんだとも思います。

 ...もちろん、毅然とさせて頂かなければならないときは、その様にさせて頂いています。

 そんなんで、お客様からの質問で一番多いのが、「ねぇ~、そんなに一緒に聞いてて、疲れない?」です。

[てるてる行政書士事務所]