9月から11月にかけて、行政書士広報月間ということで、行政書士会や所属支部主催の無料相談会が開催され、多くの行政書士が相談員として、皆さんをお待ちしています。

 私の場合、地域の先輩行政書士の誘いで、支部主催の無料相談会に相談員として出席させて頂いたのが、最初の経験でした。

 開業したての私ですから、そもそも行政書士が担当する相談会がどんなものか知らず、何を相談されて、どのように回答をすれば良いのかも解らず、相談会の前日は眠れませんでした。

 翌日は、緊張で一睡も出来ないままに会場に行ったところ、先輩が、「はい、ビラ配り、無くなるまで配ってきてね!」と、一言。

 最前線の相談員でなくて、ただのビラ気張りかよ!?...なんて思いませんでした...だって、相談される事が怖くて、その場から逃げ出したかったからです。

 ビラ配りが終わり、相談会場に戻ると、相談席にお客さん(相談者)が待っていました。

 先輩から、相談を担当する様にと指示をされ、早速、相談席に座ったのですが、膝をぶるぶると震えています。両足に力を入れて、必死になって膝の震えを止めようとしましたが、なかなか上手くいきません。

 汗も出てきました。冷や汗です。

 ...結局その場は、先輩の助けもあり、何とか無事に終わりましたが、これが私の相談員としての第一歩でした。

 その後、支部主催の相談会、行政書士会主催の相談会、総務省主催の相談会と担当させて頂き、多くの方々とお会いする機会を頂き、様々な経験をさせて頂くこととなり、現在に至っています。。

 この間、最初の頃の相談を”聞く”から、徐々に相談を”聞かせて頂く”に変わり、相談を”担当させていただいて感謝”...という風に変わってきました。

 なぜなら、さまざまな経験を通して、育てて頂いたという実感があるからです。

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 さて、今年も幾つかの無料相談会に、相談員として出席させて頂くことになりそうです。

 更に今年からは、一番最初に出てきた先輩の指導のもと、行政書士の仲間とともに、行政書士会の主催する相談会と研修会のお膳立てを担当する一人となり、みなさんが相談会にいらっしゃるのをお待ちすることになりました。

 また、私のホームページでも、初回無料相談ということで、相談を受けさせて頂いていますので、よろしくお願いします。

[遺言相続.jp てるてる行政書士事務所]