遺言や相続の仕事をしてきて、時に、”負けた”と思う遺言書に出会うときがあります。

 私が関与する遺言書は、簡単に言えば、「財産を誰に相続させる」とかの内容がほとんどですが、ある時、その感動の遺言書(自筆)を書かれた遺族の方から見せて頂いたときの事です。

 一目読んでで、「この遺言書は、他人には、絶対に真似が出来ない遺言書」だと思いました。

 書かれているのは、たったの一行なのですが、その方を取り巻く親族の様子や、ご自分がどのようにされたいのかなどが的確に書かれています。

 この遺言書の文言、私には絶対に思いもつかないし、一生、思いつくこともないだろうと言うほどに、すばらしい内容のものでした。

 昔流行った言葉で言えば、”感動した”でした。

 ...で、どんな内容か知りたくなると思いますが、それについては、守秘義務の関係から、いつもの通り、お話しするわけには行きません。

 あしからずです。

[てるてる行政書士事務所]