仕事で、海外に赴任するので、遺言書を書いておきたい。それも、確実と言われる公正証書で作りたいが、出発まで数日しかない。何とか出来ないか?...なんて話しは、たまに聞きます。

そんな事になる前に、早いとこ作っておけばと思われる方もいらっしゃると思いますが、人間の気持ちは理屈通りに行きません。

...で、何日あったら出来るのか?

遺言公正証書を作成するには、遺言内容を決める、必要書類を集める、公証人との打合せ、遺言書の起算、証人2名の手配....などなどが必要です。

これらが全て揃って、はじめて出来るわけで、どれ一つが足りなくても作ることが出来ませんから、これらの条件をいかに効率よくそろえていくかで、日数が決まります。

例えば、必要書類と言っても多岐にわたりますから、手元にある書類で何が使えるか、この書類の代わりに使える書類は何かを考えて、時間の節約をする事もあります。

それでも、地方によっては、公証役場が混んでいて、直ぐには署名日がとれなかったり、病院等への出張が困難であったりする場合があるかも知れませんから、何処の公証役場にお願いするかでも、違ってくるかも知れません。

....と言うことで、「超特急で、1日で作ってくれ!」と言ったって、そうそう簡単には出来ないわけで、どんなに急いでも数日はかかってします。

そんな事から、年齢にかかわらず、”思い立ったら吉日”ではありませんが、思い立った日が、縁のある機会ですから、チャンスだと思って作成される事をお薦めします。

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