書店に行くと、多くの種類の”エンディングノート”と呼ばれる、自分の身にもしもの事があった時に備えて、様々なことを書き残しておくためのノートが置かれています。
財産関係のことはもちろんですが、ご自身の生い立ちや生涯、ご自分の思いなどを書く欄が用意されていて、それらを順番に書いて行けば、とりあえずの事柄を網羅できるようです。
私も、「人生のエンディング」(朝日新聞出版)を購入し、遺言や相談などの解説部分を、一気に読んでしまいました。
さて、書店などで、数種類の”エンディングノート”を立ち読みしてみて気づいたのは、家系図欄が無いものが多いということでした。
遺族にとって困るのは、ある人から突然、「親類の誰それです」と言われても、それまでに面識もなく、話も聞いたことがなければ、全くの他人と同じで、対応のしようがありません。
おまけに最近は、戸籍の廃棄が進んできていて、数代前の戸籍でさえ廃棄されている可能性もあり、たとえ親族であっても、だれがどのように結ばれているのかが、解らなくなりつつあります。
そこで、出来ることなら、ご自分でご存じの範囲内でも結構ですから、簡単な家系図的なものを書いてみて、その中の登場人物について、ご自分の知っている事を、メモ書き程度手も結構ですので書いてみては如何でしょうか?
遺されたものにとっても、ご自身のルーツを再認識することで、親族間の繋がりを意識するようになるかも知れませんし、戸籍で解る以上の貴重な情報となるはずです。
エンディングノート作成と同時に、家系図を作成されることを、おすすめします。
てるてる事務所では、巻物的な超豪華な装丁のものは取り扱っていませんが、その分、お手頃な料金での、家系図作成をお受けしています。
ご相談・お問い合わせなど、お気軽にどうぞ。
[てるてる行政書士事務所]