先日、ある地方で行われた、いわゆる”家族葬”に参列させて頂きました。

 私自身が、参列をさせて頂いた経緯については、故人のプライバシーもあり、詳細は省略しますが、故人のご希望により、通夜ナシ、無宗教形式、家族(遺族)プラス数名の規模の告別式となりました。

 そもそも、家族葬と呼ばれる位ですから、家族などにご不幸が無ければ、家族葬に参列の機会がなぃ、実際に参列する機会は、案外と少ないのかも知れません。

 私自身、書籍やテレビ報道などでは知っていましたが、出席は初めてで、実際のところ、どんな風に執り行うのかと思っていました。
 
 まず、葬儀社内の部屋で、お別れの儀式が行われ、全員がお焼香をし、お花入れをし、参列者全員で棺桶の蓋をしめ、男性の参列者で国産中型車の霊柩車にのせ、葬儀社の会場を出発。

 各自のマイカーにて、数キロ先の火葬場に移動し、火葬、収骨して現地解散。

 流れを簡単に書くと、こんな感じになります。
 
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 参列前は、参列者数が少なくて寂しのではとも心配しましたが、親族が故人に対して「本当にありがとう」、「長い間、お疲れ様でした」と、優しく暖かく言われる姿をみると、人数の多寡よりも、”心”の大切さを強く感じました。

 また、無宗教形式ということで、僧侶の読経もなく、シンプルなものでしたが、不思議なもので、だんたんとそれに慣れてくる感じがしました。

  今回の家族葬、葬儀社や予算等によって、さまざまな執り行い方が違うのかも知れませんが、先に書いたところ以外は、通常の告別式と変わるところはなく、テレビ等で観た家族葬よりも、はるかに豪華に見えました。 

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 葬儀、宗教、過去の経緯や習慣により形作られてきたもので、そこから外れた行為をすることは、大きな勇気と決断が必要ですし、後日様々な軋轢などを生む事になりかねず、十分な話し合いも必要だと思います。

 葬儀社から頂いてきた小冊子にも、家族葬のメリットのほか、様々なデメリットも書かれていましたので、それぞれの状況に合わせての選択肢の一つとして、私自身は、これはこれで良いのではと思いました。

 私は、参列を許して頂いた、ご遺族に心から感謝をするとともに、故人のご冥福を心からお祈りします。  

[てるてる行政書士事務所]