先日、ある告別式に参列させて頂きました。

 猛暑というよりは、酷暑の毎日が続く中で、旅立たれた方を見送る遺族の姿には、それなりの疲労が見てとれました。

 それでも、最後のお別れの際には、「ありがとう」「長い間、お疲れ様」など、遺族の方々からの、心のこもった感謝の言葉が聞こえ、すすり泣く姿や、これで最後の見納めと、じっと見つめる姿など、旅立たれた方とご遺族との普段の結びつきの強さを感じる一時がありました。

 私をはじめとする行政書士は、相続手続きに必要な戸籍や除籍謄本を集めたり、遺産の分け方について、相続人の話し合いの結果を文書にした遺産分割協議書の作成をしますが、そこに登場する関係者を、単なる戸籍上の一人として見るのでなく、生身の人間の存在があることを、忘れないようにしょうと、改めて思いました。

 猛暑の中での葬儀、早朝に自宅を出発するなど、正直いえば、肉体的には随分と疲れましたが、出席の機会を頂いたこと、心から感謝しています。

[てるてる行政書士事務所]