ラーメン屋の看板娘が経営コンサルタントと手を組んだら(木村康宏著 幻冬舎)を、一晩で読了してしましました。
昔は繁盛していたが今は閑古鳥が鳴くラーメン屋の娘が、経営コンサルタントと手を組んで、繁盛店に復活させるまでのストーリーです。
この本は、一昨日伊勢佐木町の有隣堂本店に寄ったとき、店員さんが書棚に並べる準備をしているときに目に留まり、衝動買いをしてしまったのですが、なかなかおもしろくて、一気に読んでしまいました。
特に、「(ラーメンの)味が良いから売れる」という誤解という部分に、すごく共感というか、私の業務にも共通するところがあると思いました。
例えば、「余所よりも法律や知識や実務経験があれば、依頼がくる」と誤解するという様に置き換えれば、決して他人事ではありません。
このラーメン屋さんの話とは違いますが、以前先輩から聞いた話で、ある法律関係の方が事務所を開業したところ、1年経っても一件も依頼が無かったって話を聞いたことがあります。
当時は、その法律職は宣伝をしてはいけないということで、その方は宣伝とかをせず、ひたすら事務所の電話が鳴るのを待っていたそうです。
さすがに現在では、合格困難な資格試験をクリアすれば、仕事がくると思っている人は、皆無だと思いますが、はるか昔にはそんな事があったんだそうです。
ラーメン屋さんの話し、決して他人事ではないですね。